Suprema(Suprema Inc.、その国内および海外の子会社、孫会社、関連会社を含む。「Suprema」と総称)は、社会的責任を持って事業を運営し、適用される法律と規制を遵守するように尽力しています。Suprema は、バイオメトリクスとセキュリティのグローバルリーダーになるビジョンの下で、最高の製品とサービスを開発し提供するために以下の基準を定めています。
この行動規範は、人権、健康と安全、企業倫理に対する Suprema のコミットメントも含めた管理に関して Suprema が期待することとガイドラインの概要を示しています。Suprema は、すべてのサプライヤ(2次以下を含む) 対して、この行動規範を遵守することを求めます。
1.企業倫理と人権
サプライヤは、理性と良心に基づいて合理的な判断と責任ある管理を行うものとします。サプライヤは、国際社会の基準に従って、労働者の人権を保護し、労働者の尊厳を守り、あらゆる差別を行ってはなりません。労働者は、適用される法律および規制に従って、正当な業務および権利の保護を保証されます。労働者の就業形態や賃金の設定基準、労働組合の性質などを指す雇用慣行に関して、サプライヤは人種、肌の色、宗教、性別、性的指向、年齢、健康状態、政治的所属、国籍、民族性、婚姻状況などに基づいたいかなる差別も行ってはなりません。
2.労働基本権
1) 勤務時間
Suprema は、休暇権利の適切な適用や柔軟な職場環境の整備など、従業員の適切なワークライフバランスを促進する「家族にやさしい優秀企業・機関(Best Family Friendly Management)」として政府に認定されています。サプライヤは、事業を展開している国における、労働時間と休憩時間(残業時間も含む)に関するすべての適用法令を遵守するものとします。
2) 賃金および手当
サプライヤは、最低賃金、残業時間、法的に義務付けられた手当など、賃金に関する適用法令に従って労働者に補償を行うものとします。
3) 人道的な扱い
労働者のセクシャルハラスメント、性的暴行、体罰、精神的または身体的な強制、暴言を引き起こす可能性のある行為を含む、職場でのハラスメントは一切あってはなりません。また、ハラスメントに該当するおそれのある行為も一切あってはなりません。
4) 児童労働
サプライヤは、国際労働機関(ILO)の最低年齢条約(第 138 号)および現地の最低年齢に関する法律および規制を遵守するものとします。「児童」とは、15 歳未満の人、または現地の法令で規定されている最低就業年齢に満たない人を意味します。18 歳未満の若年労働者は、健康と安全に害を及ぼす可能性のある仕事に就いてはならず、またいかなる残業や夜間のシフトにも割り当てられはなりません。トレーニング中の学生は、他の労働者とは別に管理し、トレーニングプログラムに従ってサポートを受けるものとします。
5) 結社の自由
サプライヤは現地の法律および規制に従い、自由に結社し、労働組合に参加し、団体交渉に関与し、平和的な集会に参加する労働者の権利を尊重するとともに、労働者がそうした活動を控える権利も尊重するものとします。サプライヤは、労働条件と管理慣行に関して、従業員および労働者の代表者と建設的で開かれた対話を行うように尽力するものとします。
3. 誠実な事業活動
1) 透明性と腐敗防止
サプライヤは、業務および取引関係全体を通じて最高水準の誠実さを支持し、現地および国際的な適用されるすべての法律および規制を遵守するものとします。サプライヤは、あらゆる形態の腐敗、恐喝、横領、マネーロンダリングを禁止するゼロトレランスポリシーを設けるものとします。サプライヤは、Suprema と取引する間で何らかの優遇措置を得る、または維持する目的で、第三者に対する賄賂やその他の違法な報奨を提供してはなりません。サプライヤは、賄賂とみなされる可能性のあるいかなる種類の贈答品や私的な利益も Suprema の従業員に提供してはなりません。 Suprema は、贈収賄、リベート、接待、横領など、会社の社内方針に基づくあらゆる形態の汚職を防止するように尽力しています。これにはホリデーシーズンのギフトを含みますが、これに限定されません。Suprema は、そうしたあらゆる不当行為を継続的に検査および監視し、すべての取引で透明性を持って記録および管理します。さらに Suprema は、社内の調達規定に基づいて新しいサプライヤを 評価し、選択します。
2) Suprema Fair Transaction Agreement(公正な取引に関する同意)の遵守
サプライヤは、Suprema Fair Transaction Agreement(公正な取引に関する同意)の条項を遵守するものとします。本同意に違反した場合、Suprema は本同意の関連条項に従って適切な措置を講じます。サプライヤは、公正な取引、競争、独占禁止に関する適用されるすべての法律および規制を尊重し、不公正な取引慣行など、市場の秩序を乱す可能性のあるいかなる行為も避けるものとします。
3) 信頼構築
サプライヤは、Suprema の従業員や Suprema の競合他社を含む利害関係者を中傷する目的で、虚偽の情報を公表するなど、Suprema のサプライチェーンの信頼を損なう行為に関与してはなりません。
4) 企業秘密と知的財産
サプライヤは、Suprema の書面による事前の同意なしに、Suprema 製品やサービスを供給する過程で得た技術データ、情報、または知的財産を第三者に開示または提供してはなりません。また、サプライヤは、Suprema 製品やサービスを提供する際に、特許、ソフトウェア、設計、商標を含むがこれらに限定されない、他者の知的財産権を侵害したり、違法に使用したりしてはなりません。
5) プライバシーとデータ保護
サプライヤ(2 次以下も含む)は、顧客、従業員を含む、すべての関係者の個人情報を管理し、保護するように尽力するものとします。個人情報を収集、保管、処理、送信、共有する際には、データプライバシーに関して適用されるすべての法律および規制を遵守するものとします。Suprema は、情報セキュリティ管理に関する ISO 27001 およびプライバシー管理に関する ISO 27701 の認証を取得し、EU 一般データ保護規則(GDPR)も遵守しています。
6) 国際貿易管理
サプライヤは、Suprema が輸出する国の法律および規制を含む、国際協定および貿易関連の適用されるすべての法律および規制を遵守するものとします。サプライヤは、Suprema が輸出入関連の適用法令を遵守するために必要なすべての情報および文書を Suprema に提供し、適用される規制に従ってサプライチェーンのセキュリティを確保する方針および手順も実行するものとします。
4.健康、安全、環境
1) 労働安全衛生
サプライヤは、労働者に安全で健康的な労働環境を提供し、潜在的な安全上の危険要因から保護するために適切な措置を講じるものとします。サプライヤは、電気またはその他のエネルギー源、火災、車両、落下などに関連するリスクなど、安全上の危険要因にさらされる可能性がある労働者を特定し、適切な設計、エンジニアリング、運営管理、予防保全、安全な作業手順を通じて管理するものとします。また、サプライヤは、労働者に適切な個人用防護具を提供するものとします。
2) 環境保護
サプライヤは、環境関連の適用される法律および規制を遵守し、環境の保護が企業の基本的な社会的責任の 1 つであることを認識するものとします。サプライヤは、製造プロセスにおいて、環境と天然資源への悪影響を最小限に抑え、公衆の健康と安全を守るものとします。サプライヤは、潜在的に危険な化学物質を特定し、それらが確実に安全に処理、輸送、保管、使用、リサイクル、廃棄されるようにするものとします。
3) 製品の安全性
サプライヤは、製品安全規則を遵守し、すべての製品および原材料が、有害物質の表示および報告に関する規制要件および品質/安全基準を含むすべての規制要件および品質/安全基準を満たしていることを確認するものとします。サプライヤは、危険物質に関する情報積極的に共有し、Suprema から要請があった場合は、必要なすべての安全関連情報を含む関連文書を提供するものとします。また、サプライヤは、Suprema に提供される製品の安全性、コンプライアンス、品質、一般的な認識に悪影響を及ぼす可能性のある、あらゆる問題や変更について、速やかに Suprema に通知するものとします。
5.品質管理、成長と社会貢献の共有
1) 品質管理
サプライヤは、高品質な物品とサービスを提供し、Suprema が世界最高水準の製品を製造し、供給し続けることができるようにするものとします。Suprema は、同社の品質管理システムに対する ISO 9001 の認証を取得しています。お客様に高品質な製品を提供するために、Suprema の品質管理ポリシーを支持する、すべてのサプライヤの全面的なコミットメントが必要です。
2) 成長と社会貢献の共有
サプライヤは、Suprema とともに成長して理想的な企業エコシステムを構築することを積極的に推進し、2 次以下のサプライヤとそうした成長を達成するために最善を尽くすものとします。Suprema は、雇用創出と地元経済/地域社会の発展に尽力し、様々な社会貢献プログラムを展開します。